成長とともに寄り添う、「子ども着物」という存在

初着から七五三へ。
子ども着物は、その時限りの装いではありません。
成長の節目ごとに姿を変えながら、
家族の時間を静かに見守ってきた存在です。
袖を通したその日には、
まだ言葉を持たなかった赤ちゃんが、
三歳になり、五歳になり、七歳になる。
その変化を、
一枚の着物が覚えています。
子ども着物は「今」だけで選ばなくてよい
子ども用の着物を前にすると、
「一度きりだから」
「すぐに大きくなるから」
そう考えられる方も少なくありません。
けれど、和装には
“仕立て直す”という考え方があります。
・初着を三歳の七五三へ
・身上げを調整して次の節目へ
・必要に応じて、代を越えて受け継ぐ
こうして、
着物は子どもの成長に寄り添っていきます。
良い子ども着物ほど、
何度も仕立てを変えながら、
家族の記憶を重ねていくものです。
奈良という土地で大切にされてきたこと
奈良では、
子どもの祝い事をとても丁寧に行うご家庭が多く見られます。
華美ではなく、
派手でもなく、
けれど、きちんと整える。
それは、
「子どものこれからを願う気持ちを形にする」
という考え方が、根付いているからかもしれません。
子ども着物も同じです。
目立つためではなく、
記念写真のためだけでもなく、
家としての節目を整えるための装い。
仕立てとお手入れがあってこそ、着継がれる
子ども着物は、
体の成長に合わせた仕立てが欠かせません。
身上げ・肩上げの加減ひとつで、
着姿の美しさも、動きやすさも変わります。
また、行事を終えた後の
お手入れも重要です。
きちんと整えて仕舞うことで、
次の機会、あるいは次の世代へと
安心して受け継ぐことができます。
子ども着物をご検討のご家族へ
子ども着物は、
「かわいいかどうか」だけで選ぶものではありません。
・成長に合わせて直せるか
・行事にふさわしい装いか
・将来、着継げるか
そうした点まで含めて考えることで、
一枚の着物が、家族の宝物になります。
当店では、
初着・七五三をはじめとした子ども着物について、
仕立て直しやお手入れも含めてご相談を承っております。
完全予約制にて、
ご家族の想いを丁寧に伺いながらご案内いたします。
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